島根県内水面漁業振興議員連盟

幹事長

事務局長

活動について

 宍道湖・中海においては、汽水域の特性や環境・生態系との関連を重視した「環境保全型の漁業」の推進を図るため様々な施策が展開されてきました。その結果、湖沼の漁場改善技術の開発やサルボウガイ天然採苗技術の開発など一定の成果が見られたようですが、宍道湖においては、平成23年以降、最重要種であるヤマトシジミの資源量が急激に減少したことから、平成24年に、汽水域の専門家からなる「宍道湖保全再生協議会」が設置され、資源の変動原因の解明や対策に向けての検討が開始されています。

 一方、中海においては漁業の復活再生を目指し、種苗放流や試験養殖によるアサリやサルボオウガイ資源の再生・復活等に取組み、垂下式養殖試験については技術が確立されつつあるなど一定の成果も得られています。

 

 しかしながら、両湖における主要な水産生物の漁獲量として低迷しており、また、水草や藻類などの大量繁茂などの問題も見られることから、今後も汽水域における「環境保全型の漁業」の推進を図るため、宍道湖ではヤマトシジミを中心とした「漁業の維持振興」、中海では「漁業の復活再生」を目指して活動してまいります。


 一方、河川においては、漁業協同組合が、県内産アユ種苗生産の増大、天然アユ資源の回復に取り組んでこられ、その結果、県内産アユ種苗の供給は目標値を上回り、また、高津川や江の川においては、産卵場の造成、禁漁期間の延長や禁止区域の拡大等の取組みにより、一旦はアユ資源も回復の兆しが見られました。しかしながら、天然アユ資源は河川環境や稚アユの海での生き残りなどの影響を受けるため、近年再び減少傾向にあるようです。

 アユ資源回復のためには、現在取り組んでいる産卵場の造成、禁漁期間の延長や禁止区域の拡大などの資源管理の取組みを継続する必要があると考えます。

 今後とも地域の重要な資源であるアユを増やす試みを継続し、中山間地域の振興発展に貢献することを目的として活動してまいります。