2018年2月議会報告

定例議会報告

イメージ:定例議会報告

平成30年2月定例議会が開かれました。2月19日から3月15日の本会議で、一般質問は、原 成充、池田 一、福田正明、岡本昭二、佐々木雄三、園山 繁、山根成二、高橋雅彦、8名の議員、一問一答方式の質問は、中島謙二、田中明美、加藤 勇、3名の議員によって行われました。


原 成充 議員(一般質問)

出雲縁結び空港の諸問題について
【問い】空港の運用時間延長や騒音などの問題解決には、県と立地自治体である出雲市の連携が不可欠だが、どのように取り組まれているか伺う。

【答え】空港が民家に近接するため、周辺住民の生活環境に配慮し、十分な理解をいただいて空港運営を行う必要がある。出雲市には意見の把握や、安全・安心な生活環境維持などに関して連携・協力いただいており、今後も十分に協議、連携して諸問題に取り組む。

 

 

 

池田 一 議員(一般質問)

県産農産品の県内流通について
【問い】カット野菜など1次処理した農産品の需要が増加している。地産地消推進のためにも農産物の付加価値を高める加工保存施設の整備が重要と考えるが、いかがか。

【答え】近年集落営農法人の経営多角化の一環として、あんぽ柿やコンニャク、大根などの加工施設の整備を支援し、所得確保に成果を上げつつある。さらに水田を活用した加工業務用野菜の産地化を進め、施設整備も支援する。

 

 

福田 正明 議員(一般質問)

特定行為を行う看護師の養成について
【問い】看護師が特定の医療行為をできるようにする「特定行為研修制度」が平成27年度スタートした。看護力向上と地域医療を推進していく上で養成と確保が重要と考えるが、どうか。

【答え】県内には指定研修機関がなく、県外での長期研修を支援するため、制度初年度から研修経費の助成制度を設けている。平成30年度は助成対象人数を拡充し、あわせて指定研修機関の県内設置について検討を始める。

 

 

岡本 昭二 議員(一般質問)

しまね海洋館アクアスについて
【問い】リニューアルによる入館者数増加を期待しているが、今後さらに強力な集客対策が重要かつ必要ではないか。

【答え】改修工事に合わせて館内表示や音声ガイドシステムの多言語化、解説ポイントの増設も行い、今後インバウンド客を含めた来館者の満足度向上とリピーターの確保につなげる考えである。新たな飼育生物の導入は困難なため、長期的課題として魅力向上策を検討する。

 

 

佐々木 雄三 議員(一般質問)

公立大学の推薦枠について
【問い】県立大学の地元推薦枠を入学定員の6割まで広げれば、若者の県外流出対策に有効で、看護師不足や若者定住対策につながると考えるが、いかがか。

【答え】県立大学の平成30年度推薦枠は7学科のうち5学科が国要綱の上限である5割で、看護学科、健康栄養学科は全て県内高校枠。看護学科の推薦枠拡大は以前から県立大学が国に働きかけており、弾力的対応を県として強く国へ要請していく。

 

 

園山 繁 議員(一般質問)

多世帯の同居・近居奨励について
【問い】高齢化と生産年齢人口の減少が続く島根県の社会コストを軽減する有効な対策は、近親者の同居や近居を奨励することであり、県内市町村と協議して多世帯同居をしている人たちの住民税を減税しては。

【答え】多世帯同居世帯の住民税減税は極めてインパクトの強い政策であり、仮に10%の減税を実施すると、1人あたり年間15,500円程度の軽減となり、県全体で5億4千万円の財源が必要となる。

美味しまね認証について
【問い】島根県版GAPである美味しまね認証は、J-GAPと同等と評価され国内のトップランナーである。生産者の認証取得拡大はもとより、今後も優位性を保つためには、ブラッシュアップを図る必要があるのでは。

【答え】本年度の認証取得は、JAしまねの取り組み強化により大幅に増加したが、東京五輪に向けて全国的にGAP認証の必要性が高まっており、次年度は団体認証の奨励や認証項目の追加などを予定している。

 

 

山根 成二 議員(一般質問)

中山間地域の公共事業について
【問い】建設事業者は社会基盤整備だけでなく災害対応や除雪など公益的な役割を担っているが、特に中山間地域では事業者減が顕著。安定的な事業量確保を図るべきと考えるが、いかがか。

【答え】公共事業によるインフラ整備や減災・防災対策は県民生活や経済活動の発展に欠かせず、除雪作業などを担う建設事業者は特に中山間地域には不可欠である。公債費負担に留意しつつ、事業量確保に努める。

 

 

高橋 雅彦 議員(一般質問)

コメ政策の見直しについて
【問い】国によるコメの生産調整(減反)の廃止に伴い、今後は需要動向と生産現場の連動がより重要となるが、考えを伺う。

【答え】JAしまねの取引先調査で県産米の主要品種である「きぬむすめ」や「つや姫」の供給が不足している実態が明らかになり、平成30年産は両品種の生産拡大が進められている。今後もニーズ把握に努め、生産計画に反映することで、複数年契約など事前契約内容の充実を図る。

 

 

中島 謙二 議員(一問一答)

広域防災拠点について
【問い】全国規模の広域防災拠点の立地条件を伺う。空港の活用が想定されるが、県内空港の位置付けは。

【答え】立地条件としては全国からのアクセス確保や地盤などの安全性、災害拠点病院など重要施設との位置関係、オープンスペース確保などを充たす必要がある。そのため、南海トラフ地震の防災対策推進基本計画では、全国30カ所の重症患者搬送拠点候補地の一つに出雲空港が位置付けられている。

 

 

田中 明美 議員(一問一答)

認知症予防の推進について
【問い】認知症予防を強く推し進めていただきたいが、考えを伺う。

【答え】各市町村で発症リスク低減のための生活習慣病予防や健康教室が行われ、雲南市では島根大学医学部が開発したタッチパネル式認知機能簡易検査ソフト「CADi」を40歳以上の健診に取り入れ、認知症予備群の早期発見につなげている。県としては先進事例の情報提供や啓発に努め、地域の状況に応じた取り組みを支援する。

 

 

加藤 勇 議員(一問一答)

共生型サービスについて
【問い】高齢者や障がい児者がともに利用できる共生型サービスの創設により、どのような利用ができるのか伺う。

【答え】障がい者が高齢になった際に介護事業所に移らず、使い慣れた障がい福祉サービス事業所で介護保険サービスを受けることができるようになる。島根の特性に応じた施策が必要であり、中山間地などで限られた福祉人材を活用するためにも、柔軟な姿勢で共生型サービスの普及を図る。