2018年6月議会報告

定例議会報告

イメージ:定例議会報告

平成30年6月定例議会が開かれました。6月12日から7月6日の本会議で、代表質問は、自由民主党島根県議会議員連盟を代表して、五百川純寿、一般質問は、細田重雄・佐々木雄三・田中明美・森山健一・高橋雅彦・福田正明、6名の議員、一問一答方式の質問は、池田 一・小沢秀多、2名の議員によって行われました。


五百川純寿 議員(代表質問)

知事の強いリーダーシップを!

【財政運営について】
【問い】平成三十年度予算編成は、これまでの緊縮型の予算から大きく舵を切ったものだと考えているが、この予算をどのように評価しているのか伺う。

【答え】今年度予算は、総合戦略を一層進めるために、子育て支援、産業振興、中山間地域・離島対策に重点的に予算措置を講じ、公共事業についても事業費を増額した。財政運営指針に基づき、財政の健全性と事業量の確保とのバランスを取りながら、県民生活や経済活動の発展に必要な予算確保が出来たと認識する。

 

【問い】個別調整費や公共事業について、平成二十九年度並みの水準を維持した場合、収支不足が生じることになる。これは構造的財源不足が解消されていないと思うが認識を伺う。

【答え】昨年九月に公表した財政見通しでは、平成三十四年度までに収支が均衡する見込としている。個別調整費や公共事業についても年々減少しており、今年度は財政見通しに織り込んでいない新規拡充事業を予算措置している。公共事業についても必要性や緊急性に応じた事業費の増額など、柔軟に予算編成を行ってきている

 

【小さな拠点づくりについて】
【問い】小さな拠点づくりを進めていく上で、先ずは知事が各地域のグランドデザインを描き、市町村と各地域に考えを示す必要があると考えるが所見を伺う。

【答え】市町村、また同一市町村の中でもそれぞれ大きく異なった状況になっており、それぞれの地域のグランドデザインを一律に描くことは難しいと感じている。県全体については総合発展計画や総合戦略に示している。それらを踏まえ各市町村や地域が将来を見据えた議論や取り組みが進められることを期待している。

 

【問い】厳しい財政状況の下で、小さな拠点づくりの必要性や、全ての県民にも努力や我慢をして頂くことの必要性について、どのように理解をしてもらうのか考えを伺う。

【答え】六月二日には、新聞紙面を活用して、小さな拠点づくりについて掲載し、県の考え方や地域の具体的な活動等も紹介した。今後も様々な媒体も利用し、私自身も様々の場面を活用して県の考え方などが伝わるように心がけていく。

 

【島根県の目指すべき姿について】
【問い】知事自らが目指す島根県の姿を、県内外にどのようにアピールしてくのか伺う。

【答え】島根県にはゆったりとした暮らしや、仕事と子育てを両立できる生活環境があるなど、島根の良さを県内外に伝えることが大事である。広報については、新聞やテレビなどの媒体やインターネットも活用して、効果的な情報発信に努めていきたい。

 

【知事の政治姿勢について】
【問い】島根県のリーダーである知事の、島根県に対する愛と、島根丸を絶対に沈めないという決意を伺う。

【答え】今後も島根の魅力、島根らしさを県内外の皆さまと共有し、生かしながら、市町村や県民の皆さまの総力を結集して、島根で暮らす県民の皆さまが将来に明るい希望を持って元気に過ごすことのできる「地方の先進県しまね」を目指し、地方創生・人口減少対策に全力に取り組んでいく。

 

 

細田重雄 議員(一般質問)

島根原発に関連する国の交付金について
【問い】電源立地地域に対する国の交付金について、交付された総額と事業内容を伺う。
また、島根原発3号機が稼働した場合核燃料税や国の交付金はどの程度見込めるか。

【答え】昭和51年〜平成28年度の41年間で県446億円、松江市716億円の計1162億円。県は次世代技術研究開発センター(松江市)や厚生センターなどの施設建設、松江鹿島美保関線や多古鼻線など県道改良、佐陀川の改修などに充てた。松江市は公民館や集会所、小中学校、プラバホールなどの施設建設、市道や河川の新設・改良などに充てた。

 

 

佐々木雄三 議員(一般質問)

斐伊川放水路事業について
【問い】用地買収役322ヘクタール、家屋の保証437戸、地元住民の皆様の思いを風化させてはならない。この治水事業についての知事の思いを伺う。

【答え】県政にとっての大きな重要課題のひとつ。関係する多くの地元住民との協議を重ね長い年月をかけて一歩ずつ積み上げてきた歴史がある。平成28年に完成した記念館が充分活用されるよう、出雲市とも連携し、協力いただいた全ての皆様の思いを後世に末永く継がれるよう期待している。

 

 

田中明美 議員(一般質問)

総合戦略を踏まえた予算編成について
【問い】来年度は総合戦略の最終年度。来年度の予算編成について所見を伺う。

【答え】昨年10月に策定した財政運営指針に基づき、事務事業の見直しや行政の効率だけでなく、財源の確保や基金の確保と県債残高の縮減による財政基盤の強化を行っている。来年度予算編成ではこうした取り組みを継続し、スクラップ・アンド・ビルトで財源を確保し、戦略に盛り込んだ産業振興、子育て支援、中山間地域・離島対策などの地方創生、人口減少対策を一層推進する。

 

 

森山健一 議員(一般質問)

緊急輸送道路の橋梁耐震化について
【問い】災害時、緊急輸送道路が効果を発揮するには、耐震性確保とともにネットワーク機能が重要。道路橋の耐震化の取り組み状況を伺う。

【答え】県管理の緊急輸送道路橋のうち、阪神・淡路大震災の平成7年以前の基準で設計され、長さ15m以上の207橋について順次耐震化を進めている。特に耐震性能が低い昭和55年以前の基準で建設された119橋を優先的に進め、平成29年度末時点で113橋が完成した。残る88橋は同時点で21橋が完成している。

 

 

高橋雅彦 議員(一般質問)

宍東京オリンピック・パラリンピックについて
【問い】オリンピック開催の機会を通じ、島根県をPRする必要があると思うが、県の取り組みについて伺う。

【答え】2020年1月から東京国立博物館で奈良県と共同開催する展覧会「出雲と大和」や、大会期間中都内で石見神楽上演するなど、都内であらゆるPRを行う。選手村の建設に使う木材を無償提供し、大会後に解体・返却された木材を持ち帰って活用する「日本の木材活用リレー」プロジェクトにも参加し、県産木材のPRと利用促進に役立てる。

 

 

福田正明 議員(一般質問)

合併処理浄化槽への転換について
【問い】水環境保全のためにも、県有施設の単独処理浄化槽は早期に合併処理浄化槽に転換すべきと考えるが、所見を伺う。

【答え】】生活排水を合わせて処理する合併処理浄化槽は、トイレの排水だけを処理する単独処理浄化槽に比べて浄化能力が高いとされている。単独処理浄化槽を設置する県有施設は学校や警察、公衆トイレなど71施設。昨年度は出雲農林高校寄宿舎を転換したが、今後も老朽施設の改修や統合廃止など施設の利活用を踏まえて随時検討する。

 

 

池田一 議員(一問一答)

外国人の受け入れについて
【問い】日本海沿岸に朝鮮半島からとみられる木造船が多数漂着している問題で、船舶だけでなく乗船者がいるケースも想定される。地方自治体に課せられる対応を伺う。

【答え】出入国管理難民認定法に基づき、一義的には国が対応すべき事項。国から一時的収容施設、医療などの協力要請があった場合は、国と協議した上で市町村と連携し、適切に対応する。必要に応じて危機管理対策本部を設置し、海上保安庁、市町村、消防本部など関係機関と連携して対応する。

 

 

小沢秀多 議員(一問一答)

高速道路網の整備について
【問い】地域高規格道路・境港出雲道路は出雲市内の東林木バイパス、松江市内の松江だんだん道路が開通し、松江北道路も具体化してきたが、起点である境港からの区間が未整備。整備構想を伺う。

【答え】全線70kmと長く、一度に全線開通することは困難。安全確保や渋滞解消などで整備が急がれる区間から順次事業を進め、現在は松江北道路の事業化を準備している。残る区間は周辺の交通・財政状況、優先度などを総合的に判断し事業化を検討する。